【NEW】医師国家試験 精神科過去問解説しました!→【国試過去問】

116C8

レム睡眠で正しいのはどれか。

a 徐波睡眠と呼ばれる。

b 骨格筋の活動が活発になる。

c 夢を見ていることが少ない。

d 自律神経系の活動が変動しやすい。

e 成人では一晩の睡眠の半分以上を占める。

解答:d. Rapid Eye Movement (REM) 睡眠は「脳は起きてて、身体は休む」状態だと理解しよう。このあべこべのギャップによってなのか、「自律神経の嵐」と呼ばれる交感神経と副交感神経が混線したようなバイタル変動や発汗、勃起などが生じることが知られている。

a. 眠りが深くなる(REM→non-REM)になったり、覚醒度が下がるにつれて脳波はだんだん徐波化していくと覚えよう。
b. 身体は休んでいるので、筋弛緩の状態である。
c. 脳が活動的になっているのでむしろ夢をみるフェーズだ。
e. 生まれたばかりの頃はREMとnon-REMが半々ぐらいで、しかも基本24時間授乳中以外はほとんど寝て過ごしている(なので、子育て中の親御さんたちは寝不足に苦しむ。一方、このふんだんなREM睡眠中に脳が活発に成長を遂げていると考えられている。)non-REMの時間は一生を通してほとんど変化がないが、REMは加齢と共に減少し、5歳ぐらいまでには割合としてはREMが20%程度になる。5歳以降はこの割合をほぼ維持したまま、睡眠総時間が減少していく。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。